こんにちは。かよです。
新型コロナウイルスに関連した外出自粛要請に応じて、新たにzwiftを導入してローラーしている人も多いのではないでしょうか。
室内でダイエット用の運動をするため、私の自転車はローラー台から始まっていて、ローラー台にはかれこれ15年以上乗っています。
ローラー台は天候に関係なく乗れるし、交通事故などの心配もないし、非常に安全なのですが、私はローラーの頻度が上がると、高い確率で股におできが出来ました。
知り合いでもおできや股ズレが出来てローラーできないと言っている人を結構知っているので、割と一般的な事象なのでは?
ここでは、その理由と対処法を解説します。
ローラー台の頻度が増えるとおできや股ズレができる理由
ずばり、それはばい菌のせいです。
実走では斜度に合わせて座る場所を変えたり、下りで下ハン持ったり、カーブで重心を移動したり、信号で止まったりと頻繁にポジションを変えるので、股の特定箇所にパッドが当たってスレることは少ないのですが、ローラー台ではポジションの変化が少なく、特定の場所へのパッドのスレが集中します。
ローラーでの攻撃力は体感で実走の5倍以上。
(実走でも毎日長時間乗ればおできや股ズレができると思います)
このスレによって皮膚に細かな傷がつき、そこにばい菌が入って炎症を起こすのがおできや股ズレです。
ローラーでのおでき・股ズレ対策1:10分に1分程度たち漕ぎを入れる
ZwiftでKicker Climbを使っている人か、グロータックの4本ローラーにGT-eSlope-Qを付けている人以外は、ローラーでそんなにいろいろなポジションは取れないのではないでしょうか。
このため、ローラー台では、せめて10分に1分程度たち漕ぎを入れて、股のへ圧力を解放し、少しでも空気を通すのが良いです。
また、適度に立ち漕ぎを入れるのは、お尻への圧の分散だけではなく、筋肉の負担の分散という意味でも重要なので、意識して立ち漕ぎを入れましょう。
ローラーでのおでき・股ズレ対策2:長時間乗るときはいいレーパンをはく
私は普段の90分以内のローラーのときは外乗りでは使わない、使い古しのレーパンを使いますが、それ以上長時間乗るときは、パッドの良い、いいレーパンをはきます。
また、この時、おできや股ズレができがちなところにあらかじめワセリンやシャモアクリームを塗っておくと、皮膚に細かい傷ができるのが避けられます。
↑股のケアから花粉症の軽減までなんにでも役立つワセリン
ローラーでのおでき・股ズレ対策3:レーパンはすぐに消毒する
ローラーが終わって脱いだレーパンをその場ですぐに洗濯するという人は少数派ではないでしょうか?汗を吸ったレーパンを洗濯籠に入れたままにしておくと、当然雑菌が発生します。
また、すぐに洗濯したとしても、通常の洗濯では殺菌効果が低く、さらに、レーパンのパッドは厚くて乾きにくいので、きちんと洗濯していても菌が繁殖してくるようです。
そこで、脱いだレーパンは、すぐに粉の酸素系漂白剤またはクエン酸を溶かした水をバケツに張って洗濯するときまで漬け置きします。
その後、普通に洗濯ものと一緒に洗えば大丈夫。
私は対策1~対策3でおできがほぼ出来なくなりました。
女性の方は、ローラー時に着用するブラなども乾きにくく、汗を吸って雑菌が発生しやすいです。
放っておくと、ちょっと汗をかいただけで異臭を放つようになるので、ローラー後にレーパンと一緒につけ置くと良いです。
↓粉の酸素系漂白剤とクエン酸の使い方の違いはこちら
ローラーでのおでき・股ズレ対策4:物理的にガードする・貼るだけ包帯
参加しているFacebookのグルー、ZWIFTライダース (JAPAN)で教えてもらった技です。
おでき、股ズレなどはレーパンに擦れたところに細かな傷ができて、そこにばいきんが入ってひどくなるもの。
だったら、物理的にガードして傷を作らなきゃいいじゃない、ということで、通常はシャモアクリームが推奨されるところ、貼るだけ包帯を貼るといいとのことでした。
私はローラーのときにおできができる場所が決まっているので、早速購入して、3時間など長時間ローラーするときに貼ってみましたが、素晴らしい防御効果でした!
皮膚が薄く敏感な場所に貼るのですが、かぶれたりもしないし、ローラーで汗をかいても、レーパンと擦れても剥がれたりもしません。
おできができる場所が特定されている人にはお勧めです。
ローラーでのおでき・股ズレ対策5:オロナイン等殺菌剤入り軟膏を塗る
それでもできてしまった場合、軽症のうちにオロナイン軟膏など殺菌剤入りの軟膏を塗ると、早く治ります。
オロナイン軟膏は殺菌・消毒薬として広く用いられているクロルヘキシジングルコン酸塩が主成分です。
ひどくなると手に負えなくなってくるので、ちょっとでもまずいと思ったら早めに薬を塗っておくのが良いです。
私は疲労が溜まってくると、皮膚の免疫がまっさきに落ちるようで、いろんな皮膚トラブルが発生します。股におできができるのもこの現象の一つ。
対策1~3をやっているのにおできができたらレストを入れるサインです。
↑ ニキビからローラーでのオデキまで何にでも使えるオロナイン軟膏
ローラーでのおでき・股ズレ対策6:抗生剤入りの軟膏を塗る
オロナインは軽症のうちはいいのですが、炎症がひどくなってくるとさすがに手に負えなくなってきます。こういう時は、病院に行って、特定の菌に効く抗生剤入りの軟膏を処方してもらうのが良いと思います。
まとめ
外で走れないときや効率よく練習したいときの救世主、ローラー台ですが、おでき・股ズレができてひどくなると、最悪自転車をお休みせざるを得なくなります。
そうならないように、こまめに立ち漕ぎを入れる、レーパンは消毒する、軽症のうちに対処するなどで、楽しくローラーを続けましょう♪