私は、自転車で運動して、摂取カロリーと消費カロリーのバランスをとるのが最高のダイエット方法(リバウンド防止を含む)と思っています。
成長期を過ぎてから概ね57kg~59kgで推移していた私は、決してやせ型ではなかったので、大学生くらいから、思いついては取り組んだダイエットは数知れず。。。
今の手法は過去の失敗により編み出されているので、皆さんには同じ道を歩まないよう、ここで過去に失敗したダイエット方法をご紹介します。
これだけダイエット、1食置き換えダイエット:短期効果〇、継続性×、健康被害なし
これは、一日のうち一食を特定の食べ物に置き換えるダイエットです。
私がやったことがあるのは、昼ご飯をりんごだけにするもの、昼ご飯をカロリーメイトだけにするものでした。
りんごはMサイズで1個140kcal程度、カロリーメイト2本食べて200kcalです。
他の食事を変えずに、普段600kcalのお弁当を、リンゴやカロリーメイトにすると、1日あたり400klcal位減らせて、毎日50kcalオーバーしていた場合、-350kclaくらいにできます。
1か月でだいたい1.5kgは痩せられる計算ですね。
しかし、1食置き換えは飽きるんです!
毎日毎日昼にりんごばかり、もしくはカロリーメイトばかり食べるのは飽きる!
で、結局やらなくなって、元に戻るという。。。
※りんごやカロリーメイトが悪いわけではないです。これだけ食べるのはダメということです。
教訓:単品ダイエットは飽きるので続けにくい
極端に摂取カロリーを減らすダイエット:短期的効果◎、継続性×、健康被害あり
貧乏だった大学生の夏。
あまりに貧乏だったので、1か月くらい、朝は抜き、お昼はバイト先で出てくるお弁当(推定700kcal)、夜は食パンか素麺(200~300kcal)という生活をしたことがあります。
この時はみるみる体重が落ちました。
が、1か月くらいで、身体に力が入らない感じがしてきて、やる気なども減退し、肌も荒れるしで、これはいかんと、夜もちゃんと定食などを食べるようにしたところ体調は復活。体重も復活。。。
教訓:極端に摂取カロリーを減らすダイエットは筋肉を減らすし、栄養は足りないしで、悪影響が大きすぎます。そして、体重管理の基本がわかっていないので食生活を戻すと体重も戻ります。
痩せるお茶・痩せるサプリダイエット:短期的効果△、継続性×、健康被害の可能性あり
具体的にどのお茶だったかの記憶はありませんが、飲み始めて一週間くらいで2~3kg位体重が落ちたお記憶があります。
痩せるサプリはDHCのフォースコリーでした。
これは便秘がちな私にはほとんど便秘薬のような感じだったか。
両方ともこのままいけば簡単に痩せられる!と思ったのですが、その後の体重の変動はなし。
後ほど知ったのですが、運動なしで痩せられるとうたうお茶やサプリの成分は、キャンドルブッシュ、センナなど下剤系の成分を含むもの、又は、カフェインなど利尿作用があるものが多いようです。
利尿作用があるものは、体内の水分を排出するので、それで体重が減るし、もともと便秘がちな人は便秘が解消するだけで体重が減ります。
しかし、利尿作用による水分の排出は一定量を超えると進みません。
下剤系の成分を常用すると、下剤なしではお通じが困難になるので、長期使用は危険です。
また、利尿作用や便秘の解消で体重が減ったとしても、減っているのは脂肪ではなく、水分や便なので、正しい意味のダイエットにはなっていません。
教訓:運動なしで痩せられるというお茶・サプリなどでのダイエットはダメ
カロリー計算しないで食べる量を調整するダイエット:短期的効果〇、継続性△、健康被害なし
極端に食べる量を減らすのは問題だということは覚えたので、夕食のご飯を食べないというダイエット方法を試したことがありました。
ご飯150gを抜いたとして、250kcal位減らせる感じですね。
これは、他に食べる量を変えなければ効果はあると思います。
問題は、「他に食べる量を変えなければ」というところで、カロリー計算してないと、これが難しいのです。
導入の初期はいつもの習慣で普通にご飯を抜いた分しか食べないのですが、そのうち慣れてきて、つい、おかずを食べすぎちゃったり、おやつを食べちゃったりして、結局一日の摂取カロリーは変わらないという事態に。
教訓:カロリー計算しないダイエットは結局はいつものカロリーに収束する
カロリーの帳尻だけを合わせるダイエット:短期的効果〇、継続性✕、健康被害は場合による
やっとカロリー計算しないとダメかもという境地に達します。
しかし、最初の頃は、カロリーさえ守っていればいいんだと思っていました。
おかずやご飯を減らして、代わりに甘いものを食べるとかそんな感じです。
これも最初はうまくいっていたような気がするのですが、しばらくすると、食欲の暴走が起きました。
そう、栄養が偏っているので、身体が必要な栄養を求めていたのです。
「リービッヒの最少律」をご存知でしょうか。
これは、植物の栄養素で足りないところがあると、どんなに肥料や水をやってもそこが制限要素になって十分に成長しないというものです。
桶理論とも言われています。
人間の身体も同じで、必要な栄養素が満たされていないと、他が満たされていても、それが満たされるまで、身体がどんどん食べ物を欲しがるのです。
食欲の暴走を抑え込んで継続した場合、栄養が偏って健康被害がでる可能性も否定できません。。
だから、ダイエットの時も、カロリーは抑えつつも、必要な栄養素が満たされることで、少ない食事でも食欲の暴走を招くことなくダイエットを継続できるのです。
教訓:カロリーだけではなく、必要な栄養素にも気を配ることが必要
ダイエット方法の評価のまとめ
短期効果 | 継続性 | 健康被害 | |
---|---|---|---|
一食置き換え | 〇 | × | なし |
極端にカロリーを減らす | ◎ | × | あり |
お茶・サプリ | 〇 | × | 可能性あり |
目分量でカロリー調整 | 〇 | △ | なし |
カロリーだけに注目 | 〇 | × | 場合による |
いかがでしたか?
ダイエットに興味がある方なら、ここにあるようなダイエット法を一つ位やったことがあるのではないでしょうか。
注目すべきは、どのダイエット法も短期的効果があるということです。
このままいけば!と何度思ったことか。。。
この中で、「目分量でカロリー調整」が一番成績がいいですが、これは要は腹八分目と同義です。
それができる人はダイエットに苦労しないって。。
結局、ダイエットは継続が命。
体重を落としても、その後、それを維持できないと意味がないです。
また、ちょっと増えたなと思ったときに少しだけ修正することですぐに元の軌道に戻せるテクニックが必要です。
自転車による運動と、適切な食事による体重コントロールの手法を身につけると、一生自分の体重を思うようにコントロールできるようになります。
一緒に頑張りましょう!