始めてロードバイクを買うときには、自転車本体以外に必ずそろえなければいけないものがあります。
ここでは、ロードバイクが納車されるまでにそろえておきたいものを必要な順に、私が使っているものと合わせて紹介します。
◎絶対に必要なもの 〇場合によっては必要なもの ☆あると良いもの
ヘルメット¥10,000~◎
ロードバイクに乗る場合、ヘルメットは絶対にかぶってください!
髪が乱れるからとか、スピードを出さないからとか、車が多いところは走らないからとか言わず、絶対です。
ロードバイクに普通の姿勢で乗っていると、頭の高さは道路から120cm以上のところに来ると思います。
ロードバイクは不安定な乗り物なので、いつ転倒してもおかしくはありません。
また車道を走るので、車にぶつかることも十分に想定されます。
例え速度が出ていないとしても、固いアスファルトの道路に頭から落ちるとしたら。。。
私も夫も、ヘルメットをかぶっていて良かった!と思った経験が何度かあります。
ロードバイクは絶対にヘルメットなしでは乗らない。そんな習慣を是非お願いします。
ヘルメットは頭の形に合うかどうかがとても重要なので、お店で実際にかぶってみることを強くお勧めします。
形が合わないと、前後方向には緩いのに、こめかみのあたりが当たって痛いとかあります。
また、入らなかったら困るからと大き目のを買うと、衝撃を受けたときにずれやすいなど、安全性に問題があります。
概ね、高い方が軽いです。
そして、軽いものの方が長時間かぶっていて首が疲れません。
ヘルメットは消耗品です。
一度ぶつければ買い替えだし、劣化するので3年くらいで買い替えたほうが良いとされています。
頭に合うかどうか、デザイン、値段、重さの兼ね合いで選んでください。
ベル¥500~◎
道路交通法上、見通しの悪い場所などで「警笛ならせ」の標識があるところでは警笛を鳴らさなくてはいけないことになっています(第54条)。
このため、自転車の場合は、ベルのような警告音が出るものをつけなくてはならないとされています。
※しかし、警笛ならせのところでベルを鳴らして、対向の車などに聞こえるとは思えない。。
ただ、ベルは歩行者をどかすためなどむやみに鳴らしてはいけないことともされています。
法律違反にならないように、小さなベルを付けておくというのが正しい対応だと思われます。
実際にはほとんど使わないので、値段と見た目で選んでください。
空気入れ:¥4,000~◎
ロードバイクのタイヤのバルブ(空気を入れるところ)はママチャリとは方式が異なります。
ママチャリ用の空気入れを持っている人も、空気入れを用意しましょう。
ロードバイクのタイヤの空気は割とすぐに抜けます。
1週間に1回は空気を入れる習慣をつけたいものです。
お値段は4,000円~位のものがいいです。
あまり安いものは、高圧で空気を入れるのに力が必要になります。
また、取っ手を上まで上げて押し込むので、背の低い女性には押しづらいものもあります。
できればお店で押しやすさを確認してみてください。
フロアポンプには空気圧を測るゲージがついています。
これが上にあると見やすいです。
フロアポンプは一度買うとなかなか壊れず買い替えられないので、ちょっとの値段の差なら、気に入ったものを買うのがおすすめです。
↑私が使っているのとは違いますが今買うならこれかな。
私はヘッドをヒラメにしています。外すときに空気が漏れたりせず快適です。
今後、チューブレスタイヤを使う予定があるなら、少しお高いですが、こういうものを買っておくとよいかもしれません。チューブレスタイヤはタイヤとホイールの相性によってはうまく空気が入らないのですが、高圧で一気に空気を入れると空気を入れることができます。
私はチューブレスタイヤを運用するために結局この空気入れを買い足しました。
ただし、ちょっと背が高いので、小柄な女性にはポンピングしにくいかもしれません。
(2022.06.09追記)
パンクが修理できるセット◎:携帯ポンプ ¥2,000~ 予備チューブ¥800~ タイヤレバー¥500~
パンクはする人はするし、しない人はしないのですが、遠くまで行ってパンクしたら帰って来れないので、パンク修理できるセットは必ず持って出た方がいいです。
携帯ポンプはあまり小さいのは高圧まで空気を入れるのがとても大変なので、それなりの大きさのものがいいかもしれません。
ただ、私の新車のタイヤはチューブレスで空気圧を4気圧で運用しているので何とかなるかと思って、小さめのポンプにしています。
CO2ボンベを使って一気に入れるというものもあるようですが、失敗したらどうしようと思って私は踏み切れていません。
この辺りはお店で相談してみてください。
↑小さくてデザインが気に入っていたTNIのスーパーマイクロポンプがなくなってしまったので、同じくらいの大きさのもの。(2023.02.17修正)
↑小さい空気入れだとすごくポンピングしにくいのですが、このようなお助けチューブがあるととても便利です。
↑ポンプが仏式の場合、チューブの入り口が米式なので、仏式→米式バルブアダプターが必要です。(2022.06.09追記)
↑ これは持っていませんが、 軽い力で入れられるとの評判です
↑前の自転車につけていました。ゲージ付きでフロアポンプに迫る使い心地。
予備チューブはタイヤ幅やリムの高さによって適応しない場合があるので、タイヤ幅の適応範囲やバルブ長を要確認です。
チューブ入れ替えるとそのまま使うことになるし、いつも持ち歩くことになるので、あまり安い・重いものはおすすめできません。
消耗品なのでいろいろ使ってみてください。
最近は超軽量なTPUチューブもお手軽な価格のものが出てきました↓(2024.01.26追記)
タイヤレバーはいろいろありますが、私は使いやすいと聞いて最初に買ったカンパのレバーをずっと使っています。
そんなに高いものじゃないし、あまり買い替えないので、お気に入りのものを買うのがいいと思います。
3本セットで売っているものが多いですが、私は2本しか使いません。
携帯ツール¥500~〇
サドルの高さを変えたい、クリートのネジが緩んだ、クリートのパーツが折れたなど、外出先でも持っていると何かと便利な携帯ツール。6角レンチとプラスドライバーがついているのが一般的です。
安いのは必要なサイズがそろってなかったり、重かったり。
私は見た目とコンパクトさ・軽さで選んでこんなのを使っています。
ツールボトル¥1,000~かサドルバッグ¥1,800~〇
パンク修理セットや携帯ツールを持ち運ぶためのものです。
無くても背中のポケットにに突っ込むなどの方法が取れるかもしれませんが、あったほうが便利。
ツールボトルはボトルケージを一つつぶしちゃうので、夏のライドを考えると最初はサドルバッグの方がいいかもしれません。
サドルバッグはいろいろありますが、自転車とコーディネートするのも楽しいと思います。
ポンプやCO2ボンベを中に入れるかどうかで必要となる大きさが変わってきます。
入れたいものと併せて、それが入るかどうかお店で聞いてみてください。
↑サドルバッグ、黒以外のもありますよ。
フロントライト¥1,000~ 〇
道路交通法上(第52条)、自転車も夜間などでは、前照灯(フロントライト)を点灯させなければいけないとされています。
前照灯は白と決められています。
絶対に夜間に自転車に乗らないという人でも、出かけた先でちょっと時間がかかって、帰りが日没を過ぎてしまうことも十分にあり得ます。
遠出をするとき、帰りが夕方になることが想定されるときは、小さなライトでいいのでお守り的に持っていきましょう。
通勤などでがっつり夜に乗る人は、なるべく明るいライト(高額です)がお勧めです。
ライトは自分が前を見るためのものだけではありません。
車から自分を認識してもらうためにとても重要です。
東日本大震災の時、電車が止まったのでしばらく自転車通勤しましたが、対向車がバイクと勘違いするのか、明るいライトの時は無理な右折をされることが格段に少なかったです。
↑お守り的に持って歩くなら小さいのに意外とパワフルなこれ
反射板¥500~¥リアライト1,000~ 〇
道路交通法上(第63条の9と52条)は、自転車は、夜間などでは反射板つけるか尾灯を点灯しなければならないとされています。反射板や尾灯は赤と決められています。
フロントライトと同じで、絶対に夜間に自転車に乗らない、トンネルは絶対に通らないという人でも遠出をするとき、帰りが夕方になることが想定されるときには、お守りに反射板又は尾灯を付けていきましょう。
そんなに高いものではないので、最初は最低限の安いものでもいいかもしれません。
距離を乗るようになって、トンネルを通ったりすることが増えるなら、充電式で自動点灯のものが便利です。
↑暗くなると自動点灯、加速度センサーでオートストップ、USB充電で便利
ボトルケージ¥700~とボトル¥500~ 〇
熱中症予防のため、冬でもこまめに水分を供給したほうがいいです。
ペットボトルでもと思うかもしれませんが、信号待ちの間にペットボトルのフタを開けて、閉めてとやっていると忙しいので、専用のボトルがお勧めです。
ボトルケージは値段とデザインと重さで選んでいいと思います。
ボトルは保冷機能を持ったものなどもあり、夏にドリンクがぬるくならないのでお勧めです。
飲み口の好みもあり、私は逆さにしても漏れてこなくて飲みやすいCamelbakのボトルが好きです。
自転車と色を合わせてもおしゃれですね。
鍵¥500~ ☆
高価ロードバイクは簡単に持ちされるので、ちょっとコンビニでトイレに行っている間に盗まれた!なんてこともあります。
短時間のライドならトイレも行かずに行って帰って来れると思いますが、ちょっと長時間になってトイレに行きたくなったとき、コンビニやカフェで休憩したくなった時など、簡易なものでも鍵があれば安心です。
簡易なカギはペンチがあれば一発で切られてしまいます。
でも、人目があるところでペンチで自転車のカギを壊しているのを見られるのは犯人もいやなので、一定の防止効果はあると思います。
ちなみに、自転車店の駐輪場から盗まれたり、レース会場から盗まれたりもしていますので、どんな場合でも自転車から目を離す場合には絶対に鍵をかけてください!
人目がないところや、長時間置く場合などでは、盗難の危険が高まるので監視員のいる駐輪場に止めるか、ものすごく頑丈なカギを用意してください。
スタンド¥2,500~☆
家の中に自転車を保管しておく場合、立てかけておいてもいいのですが、倒れちゃうかもしれないので、スタンドがあると安心です。
最近はディスクブレーキのロードバイクも増えていますので、自分の自転車が立てられるかどうか、お店で確認して選んでください。
また、メンテナンスのためには、後輪が浮くものが良いです。
メーター(サイクルコンピューター)¥29,800~☆
ダイエットのためにGarminのGPS付き・光学心拍計がついた活動量計を買った場合、急いでサイクルコンピューターを買わなくてもいいかもしれません。
Garminの活動量計は、サイクリング用のモードがついているからです。
ただ、メーター、腕にしていると、信号待ちの間に見たりするのが不便です。
特に長袖ジャージの時は見づらいです。
しばらく活動量計で運用してみて、乗車中にデータを確認したいと思ったら、サイクルコンピューターを買ってもいいと思います。
地図を使わなくて良いならお勧めは530JEDGE540。
840との違いはタッチパネルとソーラー充電位。 ナビゲーションをさせたいなら830J。(2024.06.22修正)
初めて買うならセンサー類付きで。
↑私が使っているのは旧モデルの520Jですが、モデルチェンジしたので新しいのを貼っておきます。
EGE540を入手しました。ライドの分析やクライムプロなど出来ることが増えてとてもよくなっています。(2024.06.22追記)
心拍計 ¥3,500~☆
ダイエットのためにGarminのGPS付き・光学心拍計付き活動量計を買った場合、心拍計を買うかどうかは迷うところだと思います。
でも、腕時計型の光学心拍計、きっちり心拍を取ろうと思うと今ひとつなので、心拍をちゃんと管理したいなと思ったら、専用の心拍計を買うことをおすすめします。(2022.01.26追記)
自転車以外にも結構お金がかかりますね。
あらかじめ予算に組み込んでおくと良いと思います。