自転車でダイエットをしようと思ったときの一番のハードルは自転車を購入しないといけないということです。
多くの人が持っていそうなママチャリはどっかり座って漕ぐ構造なので、お尻やふとももの後ろ側の大きな筋肉を使いにくく、長時間それなりの強度で漕ぐのが難しいのです。
ここでは、ダイエットにおすすめの自転車を買うのに必要な予算を紹介します。
ダイエットにおすすめの自転車はロードバイク
ダイエット用の自転車として私が特におすすめしたいのはロードバイクです。
ロードバイクは前傾姿勢をとって漕ぐように設計されていて、お尻や太ももの後ろ側の大きな筋肉を使って漕ぐようにできています。
このため、大きな力を出せる（＝エネルギーをたくさん消費できる）し、楽に速く走ることができるのです。
自転車に慣れて走ることが楽しくなってくると、速く、楽に、遠くまで行きたくなるので、ここはもっとお手軽なクロスバイクではなく、ロードバイクを強くおすすめします。
最初にクロスバイクを買って、すぐにロードバイクを買い足した人を何人か知っています。。。
また、ダイエットは継続して運動することが重要なので、室内での自転車漕ぎも取り入れてほしいです。
そのときに、ロードバイクなら室内でも漕げる道具が揃っているので、この点でも最初の１台からロードバイクを買ってしまうのがおすすめです。
予算は自転車だけで最低10万円。でも、20万円位は出したい
自転車屋さんに行ってみると、ロードバイクでも安いものは10万円程度からありますが、将来的に後悔しないのは20万円くらいからと思います。
ロードバイクの値段は、
- フレームの素材
- コンポーネント（変速機やブレーキなど）のグレード
- ホイール（タイヤが着いている輪っか）のグレード
で決まっています。
フレームの素材は安いものはアルミ、高いものはカーボンでできています。
そして、概ね値段が高いものほど軽いです。
室内だけで乗るなら自転車の重さは関係ありませんが、外で走るなら自転車は軽い方が絶対楽です！
とはいえ、あまりに軽いと値段もものすごく高くなってくるので、目安としては9kg以下位で。
10kg超えるとものすごく重いです。
フレームは一度買うとなかなか買い換えられないので、気に入ったものを探してください。
コンポーネントは、シマノの105以上で
釣具で有名なシマノですが、実は、自転車のコンポーネントの世界最大手のメーカーです。
世界のトッププロもシマノのコンポーネントを使っています。
シマノのコンポーネントには、グレードがあって、上から、
- デュラエース
- アルテグラ
- 105（イチマルゴと読みます）
- ティアグラ
- ソラ
となっています。
現行のロードバイクの変速の主流は後ろのギアが11枚で、105から上が後ろが11枚です。
その下のティアグラは10枚、ソラが9枚。
変速のスムーズさや、ブレーキの効きなども105とディアグラでは全然違うので、ここはぜひ、105以上のコンポーネントを選んでほしいです。
また、コンポーネントはレバーとか、変速機とか、ブレーキ部分とか、パーツごとに買い替えてグレードアップすることができるのですが、10速や9速から11速に買い換えようとすると、コンポーネントを全部取り替えないといけなくなってしまうので、将来を考えてもここは105以上で。
安い自転車だと、105と書いてあっても、ブレーキはティアグラとか、クランクは社外品を使っているなどのミックスのものもありますが、ブレーキも105以上を使っているものがおすすめなので、要チェックです。
もちろん、予算に余裕があれば、電動のデュラエースでも、その他のメーカー（スラムやカンパニーロなど）のものを選んでもいいです。
ダイエットにもパワーメーターはおすすめ
ダイエット目的に自転車を購入するなら、最初からパワーメーターを付けてしまうのもおすすめです。
活動量計で拾った心拍から消費カロリーを推定することにしていますが、心拍から推定する消費カロリーはあくまでも推定でしかないです。
特に運動に慣れてくると、低い心拍で高いパワーを出せる（＝たくさんエネルギーを使える）ようになってくるので、心拍から推定した消費カロリーと実際の消費カロリーに乖離が出てきちゃうんですよね。
最近は4iiiiなど、安いパワーメーターも出ているので、最初からつけてしまえば無駄もないと思います。
ホイールは最初は妥協してもいいかも
ホイールも大体値段と軽さが比例しています。
素材は安いものはアルミのリム、高いものはカーボンのリムでできています。
正直、予算の制約があるなら、優先順位はフレーム、コンポーネントで、ホイールは完成車なら完成車に着いているものでいいです。
将来的にもっと軽いホイールが欲しくなったり、リムの高さが高いホイールが欲しくなったりすれば、買い足せばOKです。
もちろん、予算に余裕があれば、カーボンのホイールに逝っちゃってください。
以上を総合すると、重さがそこそこで、105以上のコンポーネントが着いているロードバイクは20万円位するので、予算はこの辺が目安となります。
- ダイエットにおすすめの自転車はロードバイク
- 予算は自転車だけで最低10万円。でも、20万円位は出したい
- コンポーネントは、シマノの105以上で
- ダイエットにもパワーメーターはおすすめ
- ホイールは最初は妥協してもいいかも
ロードバイク、高いですね。。。
しかも、ヘルメットや空気入れなど、自転車以外にも最初に揃えたいものがあるので、他に数万円掛かります。
でも、20万円のバイクなら、月1万円のジムに2年通ったと思えば元が取れます。
元を取るまでは絶対にやめない。
そんな決意を込めて、ぜひ、清水の舞台から飛び降りて、とびっきりの愛車を手に入れてください♪
