Zwiftは雨でも、雪でも、猛暑でも、新型コロナで緊急事態宣言が出ていても、室内で楽しく運動できるのが最高です。
しかし、外で走っていると、風を受けて身体を冷やすことができるのですが、ローラー台の上では、自転車は1mmも動いていないので、扇風機がないと、暑くてとてもじゃないけどやってられません。
私は真冬でも業務用扇風機を使って身体を冷やしながらローラーを回しています。
ここでは、業務用扇風機(工業扇、工場扇)の選び方をご紹介します。
業務用扇風機(工業扇、工場扇)とは
工場や建築現場などで、暑気対策、換気などのために用いられる、大型の扇風機です。
家庭用のものに比べて、風量が多いのが特徴ですが、デザインが無骨で大きくて重いという欠点もあります。
ローラーに向いている業務用扇風機(工業扇、工場扇)の種類
工場扇は、大きく分けて、上の4つのタイプがあります。
三脚タイプは、↑のタイプのもので、脚を開くと横80cm、奥行き79cmのスペースを取ります。
脚をかんたんにたたむことも出来ません。ずっと広げて出しておく感じになると思います。
ということで、ガレージなど広いスペースでローラーしているには向いているかもしれません。
一方、室内で使うにはちょっと邪魔だと思います。
フロアタイプは幅51.5cm、奥行き31cmのスペースがあれが置くことができるので、三脚タイプよりは邪魔ではないと思います(それでも大きいですが)。
キャスタータイプは例えばこんなもの。
羽根の直径が100cm位あるような大きなものは重くて持ち運べないので、キャスター付きが必須と思いますが、家庭で使用するには羽の直径が45cmのもので十分だと思うので、このサイズなら普通に持ち運べるため、キャスター付きである必要はないと思います。
(上の45cmフロアタイプで5.5kgです)
壁掛けタイプを家に設置する人は少ないと思います(^^;;;
羽の種類
工業扇風機の羽には、プラスチック(オレンジが多い)のものと、アルミのものがあります。
工場で使う場合、オレンジの羽は目立つので、リフトなどでぶつからないというメリットがあるようです。一方、蒸気や油煙が立つような場所では、アルミの羽が適しているようです。
家庭で使う場合にはどちらでも良いと思います。部屋において違和感がないのはアルミかなと思い、私はこちらのアルミモデルを使っています。
羽根の枚数
工場扇には3枚羽、4枚羽のものがあります。
扇風機は羽の枚数が少ないほうが1枚の羽から生み出される風の塊が大きくなり、遠くまで届きます。
一方、風切り音が大きくなり、肌当たりが強く感じます。
4枚羽の方は、1枚の羽から生み出される風の塊は小さくなりますが、風の塊がやってくる間隔が狭くなり、柔らかい風に感じられます。
一方、3枚羽に比べると風の届く距離は短くなります。ローラーで使う分にはそんなに遠くに扇風機を置くことはないと思うので、4枚羽でも全く問題ないと思います。
扇風機の能力:風速と風量
扇風機の能力を見るときは、風量と風速を見ます。
風量は単位時間当たりに移動させる空気量で換気扇で言えば単位時間当たりに排気または給気する空気量のことです。一般に単位はm3/h(時)またはm3/min(分)などで表されます。
風量は風速と風の通る面積の大きさで決まるので、羽を早く回せる強力なモーターを積んで、羽の直径が大きくなるほど風量が大きくなります。
私が使っているナカトミのアルミ・フロア扇は50Hz地域で、強で風速222m/min、風量114 m3 /minです。
※amazonの説明では風速111m/minになっていますが、メーカーHPでは222m/minとありこちらが正しいいと思われます。
なお、家庭用の扇風機で風速と風量を調べてみたところ、山善の家庭用フロア扇(DCモーターで7枚羽)は羽の直径30cm。風速220m/minで、風量が50 m3 /minです。家庭用の扇風機に比べると業務用扇風機のほうが圧倒的にたくさんの風を受けられます。
ナカトミのフロアタイプの工場扇とそっくりなこちらの工場扇は、消費電力が50Hz時で130w(ナカトミは90w)で、風速が288m/min、風量が163㎡/minとさらに強力です。
パワフルさで選ぶならこれも良いかも。
実は、初代工場扇が断線して壊れたので、工場扇を買い直すときにSUGGESTのものも検討したのですが、手持ちのスピードコントローラーがモーターもので100wまでの対応だったので、再度ナカトミのを買い直したのでした。
今回、なぜこんなにナカトミの工場扇を推しているかというと、実は初代工場扇ナカトミのOPF-45AFが断線して壊れて、2台めを買ったからなんです。初代工場扇は2012年に購入したもので、9年ほど使いました。
同じものを選んだ理由は、フロア型でアルミ羽の工場扇はナカトミとSUGGESTしか手頃なのが見つからなくて、手持ちのスピードコントローラーが使えそうなのがナカトミだったという消極的理由です。
ところが、同じ型番のものを買ったはずなのに、新しいものはこっそり断線した部分が改良されて、断線しにくい感じになってました。
また、この扇風機、羽はアルミだけど、脚は鉄に塗装だったらしく、使っている間に錆びてきたのですが、脚の塗装も改良されている感じです。
202◯年新型!とか、改良型!とか、どこが改良されたのかよくわからないのに書いている製品も多い中、なんか、こういう姿勢が日本の会社っぽくて信頼できるなぁと思って、つい、推しの記事を書いてしまったのでした。
設計上の標準使用期間は5年と大きく書いてありますが、初代のより長持ちしてくれることを期待しています♪
業務用扇風機はローラー時以外にも、窓際に置いて部屋の空気を入れ替えるなど、一つ持っておくと意外に役立ちます。エアコンに扇風機を足すと、エアコンの温度設定をさほど低くしなくても涼しいので、省エネにもなります。
そして、ローラーするなら真冬でも活躍する業務用扇風機。
ぜひ、お一ついかがでしょうか😁